製造現場の「困った」から、設備づくりは始まります。

人手作業の省力化、工程の自動化、検査の効率化、既存設備の改善など、マロー工業がどのような課題に向き合い、どのように設備として形にしたのかをご紹介します。

困っていることを整理し、
改善方法を設備にする。

設備のご相談は、最初から仕様が決まっているとは限りません。

  • 作業者の負担を減らしたい
  • 生産数を増やしたい
  • 検査を自動化したい
  • 今ある設備を活かして改善したい

マロー工業では、まず現場の状況をお聞きし、何が課題なのか、どこを改善するのかを整理。そのうえで、製品や工程に合わせて、自動組立・自動検査・搬送・供給・専用治具・専用機などを組み合わせ、自動化・省力化設備として形にします。

滋賀県を拠点に、関西をはじめ全国の製造現場に合わせた設備の設計・製作を行っています。このページでは、

お客様が困っていたこと → 弊社の改善案 → 改善した結果

の流れで、具体的な技術対応事例をご紹介します。

技術対応事例

TECHNICAL CASE STUDIES

CASE 01

技術対応事例

滋賀県甲賀市 A社様

組立作業に人手がかかり、生産数を増やせない

お客様が困っていたこと

製品の組立工程で、作業者が製品をセットし、部品を取り付け、位置を合わせて組み付ける作業を繰り返していました。

1つひとつの作業は難しくなくても、同じ作業を繰り返すため、作業者の負担が大きくなります。

また、生産数を増やしたい場合には、作業者を増やす必要があり、「人を増やさずに生産能力を上げたい」という課題がありました。

課題

「人を増やさずに生産能力を上げたい」

弊社の改善案

まず、組立工程を細かく分け、どの作業を自動化できるのかを検討しました。

そのうえで、以下の工程を組み合わせ、自動組立設備として構成しました。

自動組立設備として構成

  • 部品の供給
  • 製品の位置決め
  • 部品の組付け
  • 次工程への搬送

製品の形状や組付け位置に合わせた専用治具や機構を設け、安定して同じ動作を繰り返せるようにしています。

すべてを機械に任せるのではなく、人が行う作業と設備が行う作業を分けることも重要なポイントです。

POINT

人が行う作業と、設備が行う作業を適切に分担

改善後の現場

これまで作業者が繰り返し行っていた組立作業を設備側へ移し、作業者は製品の投入や確認など、必要な作業に集中できる工程へ改善しました。

その結果、作業者の負担軽減と生産工程の省力化につながり、生産数の増加にも対応しやすい設備となりました。

改善による効果

作業者の負担軽減

繰り返し作業を設備へ移管

生産工程の省力化

人と設備の役割を適切に分担

生産数の増加に対応

安定した組立工程を構築

「人を増やさずに生産能力を上げたい」など、現場のお困りごとからご相談いただけます。

CASE 02

技術対応事例

大阪府大阪市住之江区南港 S社様

目視検査に時間がかかり、生産量が増えると検査工程が追いつかない

お客様が困っていたこと

製品の検査を、作業者が一つずつ目視で行っていました。

生産量が少ないうちは対応できても、生産数が増えると検査に時間がかかり、検査工程そのものが生産のボトルネックになることが課題でした。

また、長時間にわたる目視検査では、作業者の負担が大きくなるだけでなく、検査する人によって判断にばらつきが生じることも課題となります。

課題

「生産量が増えても、検査工程がボトルネックにならないようにしたい」

弊社の改善案

まず、検査する箇所や判定内容を明確にし、製品を一定の位置・向き・状態で検査できるよう、検査工程全体を整理しました。

そのうえで、以下の工程を組み合わせ、自動検査・画像検査設備として構成しました。

自動検査・画像検査設備として構成

  • 搬送
  • 位置決め
  • 撮像
  • 画像による判定
  • 良品・不良品の仕分け

画像検査では、カメラを設置するだけでは、安定した検査を行うことはできません。製品の位置や向きが毎回変われば、同じ条件で撮像することが難しくなるためです。

そこで、「検査対象をどのような状態でカメラに見せるか」まで含めて検討し、搬送・位置決め・照明などを組み合わせて、検査工程全体として安定して動作する自動検査設備を設計します。

POINT

カメラだけでなく、検査工程全体を設備として設計

改善後の現場

作業者が一つずつ目視で確認していた検査工程を、設備による自動検査・画像検査へ置き換えることで、検査作業の省力化を図りました。

これにより、生産数が増えた場合にも対応しやすい検査工程となり、検査工程の安定化と作業者の負担軽減につながりました。

改善による効果

目視検査の省力化

繰り返し行う検査作業を設備へ移管

検査工程の安定化

一定の条件で撮像・判定できる工程を構築

生産数の増加に対応

検査工程の処理能力を高め、生産数の増加に対応

「目視検査に時間がかかる」「検査作業の負担を減らしたい」「画像検査を導入したい」など、検査工程のお困りごとからご相談いただけます。

CASE 03

技術対応事例

京都府久御山町 M社様

加工はできているのに、工程間の搬送に人手が必要だった

お客様が困っていたこと

前工程で加工が終わった製品を、作業者が次の工程まで運び、向きを合わせて設備へセットしていました。

加工そのものは自動化されていても、工程と工程の間に人の作業が残っているため、作業者が設備のそばを離れられません。

製品を運ぶ、向きを合わせる、所定の位置にセットする。こうした作業が繰り返し発生することで、作業者の負担が増えるだけでなく、作業者を設備に縛り付け、工程全体の省力化を妨げていました。

課題

工程間の搬送・移載・位置決めを自動化し、作業者の負担を減らしたい

弊社の改善案

工程間の製品の流れを確認し、作業者が行っている搬送・移載・位置決めの作業を設備化する方法を検討しました。

製品の流れに合わせて、前工程から次工程までをつなぎ、必要な場所へ確実に製品を受け渡せる工程を想定します。

工程間の搬送・移載・位置決めを省力化

  • 前工程
  • 搬送
  • 移載・位置決め
  • 次工程

単純にコンベヤを設置するのではなく、製品の形状や搬送方向、工程間の距離、次工程で必要となる位置などを考慮し、搬送設備・移載機構・位置決め機構を組み合わせることを提案しました。

これにより、工程間の製品の流れを安定させ、作業者が行っている搬送やセット作業を設備側へ移し、工程間の搬送を省力化できます。

POINT

工程間に残る人手作業まで、前後工程をつないで省力化

改善後の現場

これまで作業者が行っていた工程間の搬送・移載・セット作業を設備側へ移し、前工程から次工程まで製品をスムーズに受け渡せる工程に改善。作業者が製品を運ぶために設備を離れる必要を減らし、工程間に残っていた人手作業の省力化につなげました。

加工工程だけでなく、前後の工程まで含めて製品の流れをつなぐことで、搬送設備・移載設備・位置決め機構を組み合わせ、工程全体の効率化を図りました。

改善による効果

工程間の搬送を省力化

作業者による製品の運搬・移載・セット作業を削減

作業者の負担を軽減

設備間の移動や繰り返し作業を削減

工程全体の流れを安定化

前工程から次工程まで製品をスムーズに受け渡し

「工程間の搬送に人手がかかる」「搬送・移載を自動化したい」など、現場の課題に合わせた省力化設備をご提案します。

CASE 04

技術対応事例

滋賀県大津市 D社様

既存設備は使える。でも、この作業だけ何とかしたい

お客様が困っていたこと

現在使用している設備には大きな問題がなく、設備をすべて入れ替える必要もありませんでした。

しかし、製品の投入・取り出しや部品の供給など、一部の工程だけに人手作業が残っていることが課題でした。

  • 「設備を全部新しくするほどではない。」
  • 「今ある設備を活かしながら、手作業だけ減らせないか。」

既存設備を使い続けながら、人手がかかっている工程だけを省力化したいというご相談です。

課題

既存設備を活かしながら、人手が残る工程だけを省力化したい

弊社の改善案

まず、既存設備の人手作業や工程のボトルネックを確認し、設備を置き換えるのではなく、供給・搬送・位置決め・治具などの機構を追加して、既存設備と組み合わせる方法を検討しました。

設置スペースや製品の流れ、既存設備の仕様を考慮し、人手がかかる部分だけを省力化する設備改善を行いました。

既存設備を活かした部分的な省力化

  • 既存設備
  • 部品の供給
  • 製品の搬送・位置決め
  • 作業補助・治具
  • 既存工程との連携

POINT

設備をすべて入れ替えず、必要な部分だけを改善

改善後の現場

既存設備を活かしながら、人手が必要だった製品の投入・取り出しや部品供給などの作業を設備側へ移し、部分的な省力化につなげました。

これにより、設備全体を入れ替えるのではなく、必要な部分に供給・搬送・位置決め・治具などの機構を追加することで、既存設備を活かした工程改善を実現しました。

改善による効果

既存設備を活用

設備全体を入れ替えず、現在の設備を活かして改善

人手作業を省力化

製品の投入・取り出しや部品供給などの作業を削減

必要な部分から工程改善

ボトルネックとなる工程に機能を追加し、部分的に省力化

「設備を全部入れ替えるほどではない。でも、この作業だけ何とかしたい。」既存設備を活かした部分的な省力化をご提案します。

CASE 05

技術対応事例

滋賀県草津市 Y社様

市販設備を探したが、自社製品には合わなかった

お客様が困っていたこと

自社製品の自動化に向けて市販設備を検討したものの、

  • 製品の形状が特殊
  • 必要な設置スペースが限られている
  • 前後工程との接続が難しい
  • 市販設備では必要な動作に対応できない

など、そのまま導入できる設備が見つかりませんでした。

「標準設備では合わない。でも、この工程を何とか自動化したい。」というご相談です。

課題

市販設備では対応できない工程を、自社製品に合わせて自動化したい

弊社の改善案

製品の形状・寸法、生産数量、サイクルタイム、作業内容、設置スペース、前後工程とのつながりを確認しました。

その条件に合わせて、専用機・特注設備として設備全体を構想し、専用治具・位置決め・供給・搬送などを組み合わせ、標準設備に製品を合わせるのではなく、製品と工程に設備を合わせた自動化・省力化を提案しました。

専用機・特注設備として構成

  • 専用設計
  • 専用治具・位置決め
  • 製品の供給・搬送
  • 前後工程との接続

POINT

標準設備では合わない工程を、製品と現場に合わせて設備化

改善後の現場

市販設備では対応が難しかった製品・工程に合わせて、専用機・特注設備を製作しました。

製品の形状や設置スペース、前後工程とのつながりを踏まえて設備を設計し、必要な自動化・省力化を実現しました。

改善による効果

製品に合わせた自動化

特殊な製品形状にも対応

工程の省力化

手作業を設備へ移管

現場に合わせた設備設計

設置スペースや前後工程にも対応

「市販設備では合わない。でも、この工程を自動化したい。」専用機・特注設備による自動化・省力化もお任せください。

自動化、省力化、検査、搬送、既存設備まで、

現場の課題に合わせて改善方法を考えます。